丁寧に生きることを考える

丁寧に生きることを考える

今まで当たり前に感じていたことが当たり前じゃないかもしれないと、ふと思ったことについて学び綴ります。せっかく生まれた日本という国で、丁寧に生きていきたい。

トイレットペーパーや生理用品がない時の代用品。体に優しい物を選ぼう。

コロナウイルスもまだまだ長引いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

体調を崩されていないと良いのですが…。

こちらカリフォルニアでも先週から外出禁止令が出ていて、不要不急な外出はしないようにと気をつけていますが、食品は必要なので何度かお店に足を運んでいます。

日本では食品は安定して手に入るとのことですが、カリフォルニアでは店内のあちこちの食品棚が空っぽです。

マスクや消毒液はもちろん、トイレットペーパーや生理用品などの紙製品はいつ行っても手に入りません。

そこで今回は、トイレットペーパーや生理用品がない時に体に優しい物で過ごす方法を書いていこうと思います。

トイレットペーパの代用品に他の紙製品は使えるの?

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トイレットペーパーの代用品として調べていると、半紙やウエットティッシュ、キッチンペーパーや新聞紙、さらにはペット用のシーツまでさまざまな物が出てきますね。

ただどれも、使用後はトイレに流さないでくださいとの注意書きがあります。

新聞紙とかなら分かるけど、『ウエットティッシュティッシュなら似たような物だし大丈夫でしょ』と思う方もいるかもしれませんが、ウエットティッシュティッシュでもトイレに流すと詰まる原因になります。

トイレットペーパーはトイレに流すため、水にほぐれやすいように作られていますが、他の紙類はそのように作られていないからです。

1度や2度なら大丈夫かもしれませんが、繰り返すうちにトイレ詰まりが頻繁に起こるようになり、次第に自分では詰まりを直せなくなります。

トイレの排管トラブルの原因の多くが、こうしたトイレットペーパー以外の物をトイレに流すことによる排管詰まりだそうです。

もしもティッシュなどをトイレに流すときは、『トイレ(水)に流せる』といった表示のある物にしましょう。

 

トイレットペーパーの代用品には布がおすすめ

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どうせ使用後はトイレに流せない物を使うなら、私は布をおすすめします

新たに布を買わなくても、家にある着なくなった服や使わなくなった布キレ、古くなったタオルなど家にある布であれば何でもかまいません。

布の良いところは、

  • 肌に優しくて気持ち良い
  • 他の紙製品のようにゴミがかさばりにくい
  • 洗って繰り返し使えるからお財布にも環境にも優しい
  • 洗えるからゴミ回収日まで臭いを気にしなくて大丈夫

です。

短所をあげるなら、

  • 慣れるまでは自分が使って汚した布を洗うということに対する抵抗感がある
  • 洗うひと手間が面倒くさい

でしょうか。

もちろん面倒くさい方や洗いたくない方は使い捨てにして頂いてもかまいません。

ただ、私は介護や保育の現場で働いてきた中で、お尻を拭くのに布を使ってきた経験があります。

ひとつの布でも大切に使えば、清潔に繰り返し使い続けることが出来ますし、何より私たちにとって身近な布というのは、使い心地も良いのでおすすめです。

 

トイレットペーパーの代用品として布を使う方法

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布を使う方法

1. 家にある布であれば何でも良いので用意する。
着なくなった服や古くなったタオル・ハンカチ、使わなくなった布切れなど。

2. 使いやすい大きさにカットする。

排尿用(小)、排便用(大)と2種類あると、洗うときに使い勝手が良いと思います。

布を使うのが初めてで抵抗感や不安のある方は、少し厚めの布を使ったり大きめにカットされても良いと思います。

ハンカチ(20cm×20cm)ほどの大きさがあれば使いやすいです。

何度も使いたい方は、ほつれないように布の端を縫って補強してやると良いですよ。

3. 使いやすい所に置いておく。

家にある適当な入れ物に、切った布をガサッと入れておくだけ。
気にならない方は入れ物に入れなくても良いです。

4. 使った布をゆすいで洗う。

汚れの気になる物は、浸け置き洗いをして、通常通り洗濯機に入れても良いし、簡単に手洗いして干してもOK!

 

これだけです^^

洗濯して乾いたらまた繰り返し使うことができます。

 

使用した布の洗い方~界面活性剤を使わない浸け置き方法~

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準備するもの

布の洗い方

  1. 軽くで良いので予洗いする

    使った布を軽く洗います。
    便(大)の付着が気になるときはバケツの中でシャワーを当ててやると、ある程度綺麗に落ちます。

    バケツの水はそのままトイレに流せばOKです。

  2. バケツに水を張り、セスキ炭酸ソーダを入れて混ぜる
    500mlに対してセスキ炭酸ソーダ5gが適量です。
    重曹アルカリウォッシュであっても同じ量でOKです!

  3. 布をバケツに漬けて、半日ほど放置する
  4. バケツから出してそのまま洗濯機に入れるか、手洗いして干すだけ

浸け置きバケツさえ用意しておけば、予洗いした布をポンポンそこに放り込むだけでOKです。

浸けておくだけで臭いも気になりませんよ。

布おむつや布ナプキンを使っておられる方であればご存知かもしれませんが、これは布オムツや布ナプキンの基本的な洗い方です。

 ここまで浸け置き洗いの方法をご紹介しましたが、トイレの後に拭いたくらいの汚れであれば、基本的にはその場でサッと手洗いするだけでOKです^^!

ただ衛生面が気になる方や、家族が多くていちいち手洗いが面倒臭いという方のために、浸け置き方法を書きました。

洗い終えた布は、きっちり絞らなくても乾けば何でもOKです。

気にならないのであれば、お風呂場で洗おうが洗面所で洗おうが、どこで洗ってもOKです。

中にはトイレ(便器)で水を流しながら便汚れを洗い落とすという方もいます。

(その場合、布を流されないようにしっかり掴んでいてくださいね。笑)

界面活性剤を使わない浸け置きであれば、肌に優しく害もないので、敏感肌の方にもおすすめです。

※浸け置きのできる洗剤がある方はそちらを使って頂いてもかまいません。

何も入れずに真水で浸けていると雑菌が繁殖しやすくなるので、上記の浸け置き水を作るか、洗剤を入れるようにしてくださいね。

 

臭い漏れの心配無し!おすすめの蓋付きバケツ。

『八幡化成 フタ付きバケツ オムニウッティ ホワイト mini 4L 』

介護現場でも使用していた物で、臭い漏れしにくくて丈夫です。

4リットル用で、重量465gと扱いやすいサイズ。

見た目もお洒落で、室内でも違和感なく馴染みます。

取っ手部分に穴があいており、そこからホースを差し込めるようになっていて、安定して水を入れることが出来ます。

赤ちゃんのオムツ入れとしても人気のバケツです。

 

生理用品の代用品として布を使う方法

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私は4年程前から市販の紙ナプキン(ケミカルナプキン)を使用していません。

外出時も寝るときも布ナプキンを使用しています。

私は出血量が多い方だったので、最初は布の吸収量が信じられずにとても不安でした。

ただ、布は思っている以上に吸収力があるので案外大丈夫なものです。

思い切り子どもがこぼしてしまったジュースを拭いたり、お風呂上がりには全身と髪を拭いたりと、あらゆる水分を吸収してくれる布。

もしも生理用品が手に入りにくくなって困っている方は、これを機にぜひ一度布を試してみてください。

 

市販の紙ナプキンに布を重ねて使う方法

布だけでは不安という方は、まずは手元に残っている紙ナプキンに、布を重ねて使うことから試してみてください。

慣れるまでは、衣類などの薄い物よりも、ハンカチやタオルといった少し厚手の物で始めるのがおすすめです。

ハンカチを例に画像を作ってみました。

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こんな感じ。

きちんとじゃなくても大丈夫。

これが切りっぱなしの布キレで、ほつれまくりの物であっても使えたらOKです。

自分が気にならなければ、どんな物でもOK。

思っていたよりも、布を通して紙ナプキンが汚れなければ、布への安心感が増すかもしれません。

経血コントロールの練習にも良いですよ。

 

タオルやハンカチのみを使う方法

上記のように、ハンカチを三つ折りにして当てても良いし、四つ折りにして当てても良いです。

タオルは使いやすい大きさにカットしてから使うと良いですよ。

ハンカチやタオルを折って使う場合は、1度汚れたからといってすぐに取り替えなくても、汚れていない面に折り返して当てれば数回使えます。

 洗うときは、上記の布の洗い方と同様に行ってください。

浸け置きの際は、血液が浸け置き液に出てくるので、他の物とは別で浸けるようにしてください。

 

布を2枚重ねて簡単布ナプキンを作る方法

簡易輪ナプキンの作り方

2枚の布をただ重ねて縫い付けただけの簡単なものです。

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簡易羽つきナプキンの作り方

2枚の布をズラして縫い付け、最後にスナップボタンをつけるだけ。

 

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 ③型紙を使ってつくる布ナプキン

もしも時間があるのなら是非手作りの布ナプキンも試してみてください^^

手作りにすると自分のお気に入りの生地を使えるので、使うときに気分がすごくハッピーになります。

使うのが楽しみになりますよ^^

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こちらのFELI-DAさんが、布ナプキンの無料の型紙と分かりやすい説明を載せておられたので、リンクを貼っておきます!

https://feli-da.com/?mode=f12

 

布を使うときの注意点

ここまで布の使い方について書いてきましたが、今この時期だからこそ注意しておきたいことがあります。

現在(2020/3/26時点)コロナウイルスが流行っていますね。

もし家族の方でコロナウイルスにかかられた方が居る場合は、念の為に便を拭いた布は捨てることをおすすめします。

厚生労働省のホームページによると、コロナウイルスは便に残る可能性があるようです。

厚生労働省のページでは項目の(7)をご覧頂くと、「便や体液で汚れた衣類は手袋をして一般的な家庭用洗濯洗剤を使って洗濯機で洗ってよく乾かすように」と書いてあるので、それほど怖がる必要はないのかもしれません。

ただ、念には念を。

まだどういう影響があるのか分からないので、コロナウイルスにかかられている方の便を拭いた布は、使い捨てすることをおすすめします。

万が一繰り返して使われる場合は、厚生労働省のページで薦められている消毒液(次亜塩素酸ナトリウムを薄めた漂白剤)を使って消毒するなどして、個人の責任のもとで行ってください。

厚生労働省の新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染会とりまとめのページ)

 

布を使うのも面倒だし、代用品を使うのも嫌な人におすすめの方法

ここまで布の良さや使い方について書いてきましたが、究極はトイレ終わりに拭く必要なんて無いんです。

そう。

トイレが終わったら、シャワーで洗えばOKなのです(^o^)キラキラ~

え!?そんなの気持ち悪い!

と思われた方もいるかもしれませんが、世界というのは広いもの。

トイレットペ-パーを使う習慣が無い国もあります。

そういう方たちは、トイレの後はシャワーや汲んできた水で洗い流しています。

むしろ、その方たちからしたら、

え!!?洗わずに紙で拭くだけで綺麗になったと思ってるの!?(;´Д`)

って思われているかもしれません。笑

何でも慣れないうちはしっくりこないかもしれませんが、慣れると気持ちが良いものかもしれませんよ。

介護施設で働いているときも、トイレの後にぬるま湯で洗って温かい布で拭くと、「あ~~気持ち良いわぁ^^」と、お年寄りの方はよく喜んでくださいました。

 

本日のまとめ

  1. トイレットペーパーの変わりに水に流す用ではない紙をトイレに流すのはトイレの故障原因になるので止めておきましょう
  2. 紙がないなら布を使おう!肌に優しく、気持ちよく、洗えば何度も使えます。
    浸け置きしておけば、臭いも発生せず。慣れたら使い勝手も良いですよ。
  3. 布の洗い方は簡単。予洗いして、セスキ炭酸水に浸け置き放置をするだけ。
    後は、洗濯機に入れるなり手洗いでOK。
  4. 生理用のナプキンが無いときも布で簡単に代用できます。
    初めての人は、ハンカチやタオルを使うことをおすすめします。
  5. 布は面倒だし代用品も使いたくないなら洗えば良い。
    トイレットペーパーを使わない国だってあるのだから。
  6. コロナウイルスが流行っているので、もしも感染があった場合は再利用せずに布の使い捨てをおすすめします

以上、トイレットペーパーや生理用品がない時の代用品。体に優しい物で過ごす方法でした^^

私は布ナプキンを使っていたので、生理用品が手に入らないときも慌てることなく過ごせました。

トイレットペーパーが手に入らないときも同様に、『昔の人ならどうやって考えて動いたかな?』『本当に無いと暮らせない物かな?』など、ゆっくりと落ち着いて考えるように心がけました。

こんなときだからこそ、ゆっくりと立ち止まって丁寧に生きることを考える。

そんな時間をもてたら良いなぁと思います。

今日も読んで頂き、ありがとうございました^^

皆さんにとって素敵な1日になりますように。

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