頭皮トラブルが原因で行き着いた湯シャン。
不安もありましたが、3ヶ月たった今は、勇気を出して湯シャンを続けてみて良かったと思っています。
湯シャンを始めたばかりの頃は、続けられるか何度も不安になりました。
『本当に自分の臭いが気にならなくなる日がくるのかな。』
『なんだか髪がギシギシしたかも。』
『湯シャンを始めたら、こんなことまで起こるの?どうしよう!!』
などなど、気になることや不安なことが沢山ありました。
そこで今回は、湯シャン始めの私が気になったことや、その対処方法について書いていきたいと思います。
- 湯シャンによる頭の臭さは気にならなくなるのか
- 皮脂の臭いが寝具と寝間着にまで移っていた
- 櫛・ヘアブラシはかなり汚れるので覚悟が必要
- お風呂あがりの頭皮のベタつきが翌朝にはマシになっている
- 髪の毛がギシギシするときの対処法
- 洗剤の香りがどれだけキツかったのかに気づいた
- 今日のまとめ
それでは今日も元気にいってみよ~う!
湯シャンによる頭の臭さは気にならなくなるのか
先に結論から言うと、1ヶ月もすれば匂いは全く気にならなくなりました(^^)!
体が湯シャンに慣れて、皮脂の分泌がちょうど良い具合になると、無臭に近い自然な匂いになります。
ただ、体が湯シャンに慣れるまでは、自分の臭いが気になると思います。
今までシャンプーをしていたから、ふとした時にフワッと自分の髪から香る匂いが、いつもと違うことに気づきます。
臭いとまではいかなくても、確実に良い香りではありません。
私は特に湯シャンを始めたての頃の、お風呂で頭を洗っている時の濡れた犬の匂いのような…?皮脂の臭い?が、とても気になりました。
周りよりも、私のほうが自分自身の臭いを過度に気にしていたような感じでした。
湯シャンを始めて1週間頃の匂い
家族に匂いチェックをしてもらうと、「確かに、気になる気持ちは分かる、という程度の匂いかな。臭いかと言われたら少し臭い。ただ、周りに迷惑をかけるような臭いは放ってないし、誰も気づかないと思う。」と言われました。
周りに迷惑をかけないかをとても気にしていたので、少しホッとしました。
それでも最初の頃は、不安で日に何度も匂いチェックをしてもらいました。
湯シャンを始めて2週間目以降の匂い
「何も匂いがしないよ?」と言われました。
自分でも感じにくくなってきていたのですが、念のため私の地肌に鼻を当てるようにして、近くで匂ってもらいました。
「言われてみたら、臭うっちゃあ臭う気もするけど、基本的には何の匂いもないと思う。本当に無臭。特にいい香りもしない。」と言われました。
周りの人匂わないというけれど、自分自身で匂いが気にならなくなるまで3週間はかかりました。
最初の頃は、炭酸水シャンプーの存在を全く知らなかったので、ずっとお湯洗いのみだったというのも皮脂の匂いが気になる状態を長引かせたのかもしれません。
3ヶ月もたった今は、自分でも全く匂いが気にならなくなりましたよ^^
皮脂の臭いが寝具と寝間着にまで移っていた
湯シャンの始めたての頃は、頭だけではなく寝具の臭いも気になりました。
とくに枕と寝間着(パジャマ)の襟元(えりもと)など、頭と直接触れる物には臭いが移っていると感じました。
寝ている間にかく汗には、皮脂も含まれているからでしょう。
そのため私は、枕カバーの上に更にタオルを敷いて寝るようにしました。
そうすれば気軽に洗濯も出来ますし、枕本体に匂いが移る心配もありません。
このように湯シャンを始めると、慣れるまでは頭皮が皮脂を過剰に分泌してしまい、寝具に臭いが移ってしまう可能性がありますので、あらかじめ枕をカバーして寝ることをおすすめします。
櫛・ヘアブラシはかなり汚れるので覚悟が必要
湯シャンの前に櫛(くし)で髪をとかすのですが、毎日驚くほど櫛が汚れました。
小さなホコリや抜けた髪の毛に加えて、櫛が皮脂で黒ずんでいるのが目で見て分かるので、『主人に見られたら嫌だなぁ…』と思わず隠したほどです。
皮脂も盛んに分泌されていた、若かりし頃の櫛が、黒ずみやすかった事を思い出したほどの汚れ具合でした。
しかも毎日です。
『どれだけ皮脂がでるんだ私の頭は…(;´Д`)』と、かなり驚(おどろ)きました。
きっと、シャンプーで油分を洗い落とされる事に体が慣れてしまっていて、開ききっていた皮脂腺が湯シャンの変化に対応できずにジャンジャン皮脂を出していたのでしょうね。
3ヶ月たった現在も、前ほどではないにせよまだ櫛は汚れます。
なので、『どうせ汚れる度に洗うんだから、安い櫛でいいか。』と、100均に売っているプラスチックの櫛を毎日洗って使っています。
汚れた櫛の洗い方はこちらの記事を参照ください。→炭酸水シャンプーのやり方と炭酸水の作り方
湯シャンをしている方の中には、質の良い自然派の櫛をおすすめされている方も多いですが、私の場合は皮脂が多く出ていて、毎日のように櫛がギトギトに汚れたので、『せっかく質の良い櫛を買っても、毎日洗うことで傷めたら嫌だなぁ…』と思い安い物から始めました。
『皮脂のコントロールがうまくいったら、良い物に変えてもいいかな』という、楽な気持ちで取り組み始めました。
皮脂が落ち着いた今は、『湯シャン前の汚れ落としには100均の櫛を使う』、『ドライヤーで乾かして髪を整えるときは、お気に入りの櫛を使う』といったように、使い分けています。
お風呂あがりの頭皮のベタつきが翌朝にはマシになっている
湯シャンを開始してからしばらくは、お風呂あがりにもかかわらず頭皮のベタつきが気になりました。
髪の毛がベタつくことはなかったのですが、頭皮は指で触ると皮脂で少しヌメっとする感じでした。
ドライヤーで乾かしていても、頭皮を触っている方の手は皮脂でベタついたので、最後は石鹸で手を洗っていました。
『明日の朝は頭全体がベタついてるのかなぁ…』とよく心配しましたが、不思議と翌朝はベタつきが気にならない自然な感じになっていました。
今思えば『体が湯シャンに順応していく準備をしていたのかな?』と思います。
体って面白いものですね^^
今は、お風呂あがりに頭皮がベタつくことはほぼありません。
ただ、体調やそのときの環境などによっては少しベタつくこともあります。
そういうときはお湯洗いの時間を長くしてみたり、炭酸水シャンプー をすると良いですよ(^^)!
髪の毛がギシギシするときの対処法
リンスは、髪の毛をコーティングしてサラサラにしてくれる効果がありますが、湯シャンになると自分が本来持つ油分だけで髪をコーティングすることになるので、リンスのようにサラサラにはなりにくいのかもしれません。
それも日によって皮脂の量で変わるように思います。
何もつけずにサラサラするときもあれば、なんだかギシギシする日もあります。
そんなときにオススメの対処法を2つをご紹介します。
オイルを使ってトリートメント
私は、家にあるオリーブオイルを2滴ほど手のひらで伸ばして、パサつきが気になる毛先に塗っています。
朝のパサつきが気になるときや、ドライヤーの前に塗ったりと、そのときの髪の状態によって必要ならつけます。
それで私は十分サラサラになりました。
ネット上では、ココナッツオイル・アルガンオイル・椿油などおすすめされている方もいたので、私は『口に入れられる物なら安全だろう^^』と、気軽に考えるようにしています。
やっぱり昔から使われている椿油は日本人の髪に一番合ってるのかな?
クエン酸リンスをする(クエン酸リンスの作り方)
(材料)
1. 水 300ml~500ml
2. クエン酸(食用のもの) 大さじ1
(作り方)
この2つを混ぜてクエン酸をよく溶かすだけ。
(使い方)
洗面器にお湯をためて、その中にこのクエン酸リンスを大さじ1溶かす。
そこにパサツキが気になる部分を浸してなじませたら、シャワーで洗い流す。
※クエン酸リンスは酸性が強いので、薄めずに使ったり長時間髪につけたりすると
髪や頭皮を傷つける原因になるので注意が必要です。
洗剤の香りがどれだけキツかったのかに気づいた
ネット上で調べると、湯シャンにした人は頭が無臭になると書いていましたが、『無臭ってなに!?』と、今ひとつピンとこず気になっていました。
実際に私も湯シャンを始めて、家族に匂いチェックをしてもらうと、「基本的にはなんの匂いもないね。無臭。」と言われた訳ですが、その後の「特にいい香りもしない」という言葉が、なんだかものすごく悲しいような、寂しいような、女性としての魅力がひとつ無くなったような、そんな気持ちになりました。
しかも、最初の頃の主人は、「あの(シャンプーの良い香りがする)君の頭の匂いが好きだったな~」と言っていました。
自分でも、髪の毛をくくったりする時、風に髪がなびいた時、汗をかいたときなどに、シャンプーの良い香りがするのをとても気に入っていたので、自分の匂いがなくなった気がして不安になりました。
ただ、湯シャンに慣れた今では、「シャンプーってこんなキツイ匂いしてた!?」と、主人と2人で驚いたほど、洗剤の匂いがキツく感じるようになりました。
久しぶりのシャンプーの香りは、少し頭痛がするような、とても刺激の強い匂いに感じました。
洗剤を使わないことによって、自分の匂いがなくなる気がしていましたが、湯シャンに慣れて落ち着くと、自然な自分の香りが分かるようになりました。
また、自分の匂いが分かるようになってから、健康面への考え方も変わってきました。
匂いがキツイ日には、「お肉料理が多かったからかな?明日はお野菜を多めに食べよう。」とか、皮脂が多くなった日は、「油分を摂取しすぎたかな?蒸し料理に変えよう」とか、匂いの強さによっては、「もう少し運動して汗を流した方が良いかな?」など生活を見直すキッカケにもなります。
こんなこと、市販の洗剤を使っているときには一切気づかなかったです。
そんな感じで、匂いにも不安を感じることはなくなりました。
それから、無臭といっても完全に匂いが無いのではなく、ほんのりと地肌の良い匂いがしますよ。
めちゃくちゃ良い風に表現させてください。
赤ちゃんの匂いです。←(赤ちゃんたちごめんね。笑)
それから、化学物質過敏症の方や、匂いに敏感な方が、香水や洗剤の匂いなどによって、体調不良を起こすということを聞いたことがありましたが、わずかではありますが、そういう方たちの気持ちにも気づけたような気がします。
今日のまとめ
- 湯シャンを始めた頃の気になる匂いは、時間とともに無くなります
- 最初の頃、櫛はめちゃくちゃ汚れるのでわざわざ高い櫛を用意する必要はないと思う。気楽に洗える櫛がおすすめ。
- 湯シャンの初期は髪のベタつきより頭皮のベタつきのほうが気になる。
不思議と朝起きたらほとんど気にならない。 - 湯シャンを始めて髪のギシギシが気になったら、オイルかクエン酸リンスを是非試してみて。おすすめ。
- 洗剤の匂いに慣れているから、最初は無臭になると不安になるかもしれない。
でも大丈夫、それが自然なことだと気づく日が必ずきます。
私は、自分の自然な匂いが分かることによって、自分の体調を考えることができるようになりました。
ネットに書いてあることを見て、そのまま試すだけでも良いのですが、自分の体に耳を傾けながら、自分のできる範囲でのんびり試してみるのは提出期限の無い自由研究のようでとても楽しいものです。
匂いにも敏感になったのは、とても大きな変化だと思います。
今まで私は、タバコの匂いは苦手だけど、酒臭い、香水強い、ガソリン臭い、汗臭いなどの「〇〇臭い」というものをあまり気にしたことがありませんでした。
でも今回湯シャンをしてみて、匂いに少し敏感になったこともあり、香水や洗剤の匂いなどの匂いで辛い思いをしている方たちがいるということに気がつけたのは良かったです。
湯シャンに関するこちらの記事『炭酸水シャンプーのやり方と炭酸水の作り方(湯シャンにおすすめのケア方法)』も、よければごらん下さい。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。
皆さんにとって素敵な1日になりますように^^